変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

もし日ごろの仕事で、市場から評価されるような実績なんてない、と思う人がいたら、「どんな目標があって」「その目標を達成するために何を考えて」「自分がどんなことをしたのか」を、語れるようにしましょう。自分の価値は、すべてそこから始まります。

自分がどう仕事に関わり、どんな成果を生み出せたのかを意識しながら働きましょう。上司の評価=市場における評価ではない、という点を認識しておくことが大切です。

社内の評価基準をきちんと把握する

会社の評価=市場価値ではない、とさきほどお伝えしましたが、しかし、もちろん社内の評価も大切な要素のひとつです。優先順位としては、市場価値のほうが上位にくるということです。

社内で評価されると、新しい仕事の機会やポストを得ることができます。そうなれば、より自分が成長できる環境に身をおけます。つまり、社内の評価も今後のキャリアを築いていく上で、とても重要になるのです。

よく「努力しているのに会社が評価してくれない」と嘆いている人を見かけますが、その理由は会社の評価の物差しとは違う努力をしているからです。

社内の評価を上げていく上で知っておくべきポイントはふたつです。ひとつは「会社の評価基準」、もうひとつは「自分に期待されていることは何か」です。

会社の基準に沿っていないと、いくら努力しても、たとえどんなに成果を上げようとも評価してもらえません。在籍する企業の「年収テーブル」と「各年収テーブルにおいて求められる能力」があると思います。自分がどのような価値を提供したら、どれくらいの報酬をもらえるのかをきちんと把握しましょう。

また、転職時の面談や評価面談のタイミングで「自分に期待されていることは何か」をヒアリングしておくことも大切です。

「どんどん営業して売り上げを作ってほしい」とか、「プレーヤーではなく、マネジメントをすることでチームを強化してほしい」など、数字では表せないあなたに対する期待があるはずです。

評価される能力と職務、そして自分に期待されていることをきちんと把握することで、会社に評価される人になりましょう。 しかし、そこで忘れてはいけないのは社内評価と市場の評価は別であることです。

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