コロナ後の日本人 飲みニケーションには意外と慎重
リンクトイン日本代表 村上臣氏(8)
ビジネスの視点
村上臣 リンクトイン日本代表
新型コロナウイルス禍後の働き方はどう変わるのでしょうか。在宅勤務以外にも職場での付き合い方や「飲みニケーション」が復活するのかなど気になるテーマは少なくありません。ビジネス向けSNS(交流サイト)を展開する米リンクトインの日本代表の村上臣氏に、未来の働き方について語ってもらいました。
飲みニケーションはいかにも日本的なコミュニケーション方法ですよね。SNS上でもよく話題になりますが、リンクトインが世界15カ国・地域を対象に実施した「働き方の未来に関する調査2021版」によると、日本人はまだ慎重な姿勢の方が多いようです。
職場のランチ・飲み会のOK 日本は22%と慎重
「職場のレクリエーション(ランチ、飲み会)OK」は日本が22%。一方、ドイツなど欧州の主要国は50%前後がOKと回答しています。逆に不快と回答したのは日本が57%、ドイツなど欧州主要国は20%前後。ただ、この数字は日本人が清潔好きで、慎重だからというだけではなく、職場の飲みニケーションそのものを嫌がる人が増えているからかもしれません。今の若い人は職場の上司との飲み会を拒む人も少なくないですよね。
もちろん飲みニケーションにはメリットもあると思います。やはり対面で話すと、情報量は多くなります。会話のキャッチボールもしやすいし、互いの人柄も分かり、打ち解けやすくなります。