コロナ下の高ストレス時代 休憩・休暇でメンタル対策
リンクトイン日本代表 村上臣氏(6)
ビジネスの視点
リンクトインは2021年4月に長期休暇を実施したという
欧米の企業でも長期休暇はこの年末年始と夏休みが中心ですが、なぜリンクトインは21年4月に長期休暇を実施したのでしょうか。それはコロナ下で従業員に「バーンアウト(燃え尽き症候群)」の兆候が出ていることを敏感に察知したからです。「従業員エンゲージメント測定ツール」を活用して定期調査をしており、 社員の健康状態などをつかめるわけです。
リモートワーク時に脳波を測定 ストレスの多寡を調査
コロナ下で従業員のストレスや疲労は高まりがちです。そこで親会社の米マイクロソフトとも協力しながら、様々な対策を実施しています。面白い実証実験もやっていますよ。例えば、リモートワーク時に脳波を測定し、ストレスの多寡なども調べています。
それによると、休憩を挟まず、オンライン会議を実施することはストレスをため込み、仕事の生産性も下がることが確認されました。全く休憩なしに、オンライン会議をぎゅうぎゅうに詰めている方は気をつけた方がいいと思います。