コロナ下の高ストレス時代 休憩・休暇でメンタル対策
リンクトイン日本代表 村上臣氏(6)
ビジネスの視点在宅勤務は意外に休憩時間を取れない
オフィス内ではデスク業務や会議の間に、隣の人と雑談したり、トイレに行ったり、お茶をしたりするなど、自然な行動の中で休息することが身についていたと思いますが、在宅勤務だと意外にうまく休憩間を取れなかったりします。無意識のうちに脳はストレスフルになり、疲労がたまり、メンタル面で問題を抱えるかもしれません。
企業にとって、従業員のウェルビーイング(幸福)な働き方を追求することが求められています。コロナ下のようなストレスの高い時代は、社員のメンタルヘルス対策は徹底しておく必要があると思います。上司は部下の負のシグナルをうまく迅速に察知しないといけません。在宅勤務の場合は難しい面もあると思います。部下の素直な気持ちをつかめるように、信頼関係の構築を心がける必要があります。仕事の合間の休憩、そして休暇の必要性を改めて認識することが大事だと思います。
村上臣
青山学院大学理工学部在学中に、仲間とともにベンチャー企業「電脳隊」を設立。所属先のベンチャー企業とヤフーが合併したのに伴い、2000年にヤフーに入社。1度辞めた後に復職し、12年から執行役員兼最高マーケティング責任者(CMO)に就任、モバイル事業の企画戦略を担当。17年11月から現職
青山学院大学理工学部在学中に、仲間とともにベンチャー企業「電脳隊」を設立。所属先のベンチャー企業とヤフーが合併したのに伴い、2000年にヤフーに入社。1度辞めた後に復職し、12年から執行役員兼最高マーケティング責任者(CMO)に就任、モバイル事業の企画戦略を担当。17年11月から現職
(代慶達也)