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▲ぶら下げインデント(最初の行のぶら下げ)

タブ=段落内の文字配置機能

「タブとインデントの違いがよくわからない!」という方がいます。インデントは段落全体に設定する機能ですが、タブは段落内に設定する文字配置の機能となります。今回は箇条書きでのタブの設定方法をご紹介します。

では、やってみましょう。

1:箇条書きボタンを使う

箇条書きにしたい行や段落を選択し(下部の図のグレー部分、以下同)、ホームタブ→[箇条書き]ボタンをクリック。図のように「●」を付ける。文字位置調整のタブマーク「→」は自動で挿入される

2:段落全体を字下げ

文字配置をそろえたい全ての段落(この場合は4行)を選択し、ホームタブ→[インデントを増やす]ボタンをクリック(位置は任意)

ルーラーのインデントボタンがすべて右側に移動しているのがわかります。この時、[1行目のインデント]の▽は箇条書きの記号の位置、[ぶら下げインデント]の△は文字の位置を表しています。

3:左揃えタブマークを付ける

「書類名」と「1通」の文字をそろえたい位置(この場合は2か所)で、ルーラーの数値の下をクリック

4:場所をそろえたい文字を動かす

そろえたい文字の前にカーソルを置き、キーボードのTabキーを押す。マークを付けた位置に文字が配置される

タブで設定した文字位置は内容の修正で文字数が変わっても移動することはありません。タブマーク1か所につきTabキー1回がセットとなります。ポイントは「そろえたい段落をすべて選択して同じ位置にタブの設定を行う」ことです。段落ごとにバラバラに設定を行うと微妙な文字のずれが生じます。

インデント・タブ・文字の均等割り付けの3つの機能をしっかりと理解しましょう。これで、ビジネス文書の文字配置(横)の完成です。次回は行間=縦の調整方法をご紹介いたします。

よくある質問


毎回の最後に、ビジネス文書の作成について皆さまからよくいただく質問を掲載します。参考になさってください。
Q:段落の右側の文字位置がそろわないときがあるのはなぜ?
A:「左揃え」と「両端揃え」の違いで起こります。初期値では「両端揃え」が設定されています。

▲段落を[左揃え]に設定した場合



▲段落を[両端揃え]に設定すると……

いかがでしたか? 今後もオフィスでの「あるある」を取り上げていきます。

四礼静子(しれい・しずこ)
フォーティ(東京・台東)取締役。日本大学芸術学部卒。CATVの制作ディレクターを退職後、独学でパソコンを習得。東京・浅草に完全マンツーマンのフォーティネットパソコンスクール(http://www.fortynet.co.jp/)を開校して20年以上になる。近著に「スペースキーで見た目を整えるのはやめなさい」(技術評論社)

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