2大ブラウザー、ChromeとEdgeの使い勝手を比較
Chrome対Edge、最新ブラウザー対決(1)
ビジネススキル"心臓部"は同じ、独自の機能や使い勝手で勝負
Edgeが浮上するきっかけとなったのが、2020年の大刷新。それまでマイクロソフトは、ブラウザーの"心臓部"に当たるエンジン部分を独自に開発してきたが、2020年にリリースした現行のEdgeでは、Chromeと同じ「Chromium(クロミウム)」を採用。その結果、ウェブページの表示に関し互換性が増し、操作性も近づいた(図2)。Chromeの魅力の1つだった「拡張機能」についても、同じものがEdgeでも使えるようになり、両者の溝が埋まってきた(図3、図4)。さらに、頻繁なアップデートにより独自の機能を次々と追加。利便性を大きく向上させて、ユーザーの不満を解消してきている。

図2 Edgeの利用者が増えている背景には、心臓部といえるエンジン部分を2020年に刷新したことがある。独自開発のエンジンから、オープンソースの「Chromium(クロミウム)」にくら替えしたことで、Chromeと同等の表示や性能を維持できるようになったのだ。さらに、マイクロソフト独自の機能を付け加えることで、旧Edgeとは比べものにならないほど使いやすくなった。Windows 10や11の標準ブラウザーになっていることも優位に働いている

図3 Chrome用の拡張機能を公開する「Chromeウェブストア」にEdgeでアクセスすると、上端に青いバーが表示される。「他のストアからの拡張機能を許可する」をクリックし(1)、確認画面で「許可」を押す(2)

図4 拡張機能のページで「Chrome に追加」ボタンが押せるようになる(1)。クリックすると確認画面が表示され、「拡張機能の追加」を押せば、Edgeで拡張機能を利用できる(2)