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池照 そうでしょ。地図の中に数十個の要素を載せて名前を書くときみたいにどうしようもないこともあるけど、視線の往復と突き合わせ作業を減らすために「スライドはなるべく直接書く」のが基本ね。

今市 その視点はなかったです。レイアウトが難しいので、数字を振る形にしてしまいがちですけど、なるべく直接書いた方がいいんですね。

池照 そうそう。あと、グラフの凡例も直接書くとわかりやすいからやってみて。

アイコンよりも大事なのは…

今市 わかりました! ところで、池照さんのそのスライド、5個あったアイコンが全部なくなっちゃってますよね。元のスライドは画像がたくさん使われてて見やすかった気がしますけど、消しちゃっていいんですか?

池照 ああ、アイコンね。「働き手」と「アクション」くらいはこんな感じで置いてあげてもいいかも。でも、上の3つの要素はアイコンは、さっき今市くんも言っていたようにレイアウトが難しいから無理に置かなくてもいいかな。

今市 元のスライドにあったので、置く前提で考えちゃってました。

池照 今市くん、スライドの上のアイコンって、あると見やすくなるのは確かにそうなんだけど、あくまで「脇役」だからね。

今市 「脇役」、ですか?

池照 そう、脇役。スライドの主役はあくまで文字と図形。アイコンはそれらをビジュアル情報でサポートしてくれる脇役にすぎないのよ。アイコンそれ自体はほとんと情報を持っていないからね。私たちは芸術作品を作ってるんじゃなくて情報を整理して伝えるための道具を作ってるんだから、あくまで情報とその構造が問題なのよ。

今市 「情報とその構造が問題」、響きます……。アイコンにとらわれちゃってました。でも、シンプルに見やすくなったので今回はこれで完了ですかね。ありがとうございました!

池照 ちょっと待って。実は、もう一個大事な話があるのよ。私だったら、そもそもこの4つのコンテンツ案、無理やり左側の構造図とリンクさせないかな。

今市 え、だったら直接書く話もどうでもいいじゃないですか!

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