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「ボールサイン iD プラス」 上質感がアップ

サクラクレパス(大阪市)が2020年12月に発売した「ボールサインiD」は6色の黒インクを選べるゲルインクボールペンです。黒をベースにしたインク色のカラーバリエーションの豊富さでヒットした商品ですが、このペンのアップデートされたモデルが「ボールサインiD プラス」です。既存の「ボールサインiD」に上質さ、握りやすさ、書きやすさをプラスした、ワンランク上のシリーズで、さらにビジネスシーンで使いやすいペンに進化しました。

写真左側がブラック軸 右側がシルバー軸

写真左側がブラック軸 右側がシルバー軸

「ボールサイン iD プラス」は、既存の「ボールサインiD」の6色のインクから、特に人気の高い「ピュアブラック(ブラック)」、「ナイトブラック(ブルーブラック)」、「フォレストブラック(グリーンブラック)」の3色を採用しています。ペンの太さはブラック軸がボール径0.5mm、シルバー軸がボール径0.4mmで、価格は1本385円(税込み)です。

ビジネスシーンで使いやすい3色

ビジネスシーンで使いやすい3色

それぞれボール径0.5mmと0.4mmで実際に書いたものがこちらです。黒がベースになっていて、ナイトブラック(ブルーブラック)は、青みがかった黒、フォレストブラック(グリーンブラック)は深い緑のような黒で、万年筆のブルーブラックやグリーンブラックのような使い心地が特徴です。ボール径0.4mmの方がさらに細い線がきれいに書けます。

写真左2本が「ボールサイン iD プラス」、右の2本が「ボールサインiD」

写真左2本が「ボールサイン iD プラス」、右の2本が「ボールサインiD」

既存の「ボールサインiD」はツルツルとしたボディーでしたが「ボールサイン iD プラス」は、全体が滑りにくいマットなラバー素材が採用されたことで持ちやすさがアップ。そして重心は従来の位置より先端に移動され低重心となり、より安定した書き心地になりました。

ペン先が大きく異なる

ペン先が大きく異なる

「ボールサイン iD プラス」で大きく異なるのは、ペン先です。今回新たにペン先の素材に削り出しの金属を採用することで、ペンの先端がより見やすくなり書き心地もアップしました。既存の「ボールサインiD」のデザイン性やコンセプトはそのまま、グレードアップしたシリーズです。特に「ボールサイン iD プラス」は、メンズライクなコンセプトになっており、握り心地や見た目のスタイリッシュさが好評を博しています。

バージョンアップしたペンがトレンド

ここ数年、ペンに対するニーズは100円台の廉価帯ペンより、200円台300円台といった、より質が良く書きやすさや高級感のあるものにシフトしている傾向がみられます。全く新しい商品というよりは、既存のブランドが更にブラッシュアップされて1つの商品がシリーズ展開されることにより、ブランドの付加価値がプラスされているのもポイントです。やはりコロナ禍で自宅での作業が増えているため、普段使う文具でも持ちやすいものや使いやすいもの、使っていて気持ちが上がるような高級感があるものの人気が高まっているように感じます。従来品と比べて使い心地が明らかに違うので、ぜひ店頭で使い心地を比べてみてください。

(文/写真 やまぐちまきこ)

やまぐち まきこ
年間300万PVを超える人気ブログ「フムフムハック」の編集長。文房具を中心に「読んでフムフム・ワクワクする」コンテンツを発信。雑誌やWEBで文具ライターとしても活躍中。フムフムハック:https://www.fumufumu89.com/

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