変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

5.「なぜ」「どうすれば」という疑問を常に持つ

小学生に憧れる職業を尋ねる調査で、上位によく入っているのが「YouTuber」です。エンターテイナーへの憧れもあるでしょうが、人気YouTuberが公表している高額の収入も見落としてはいけないでしょう。

大人は「そんなに簡単に大金が稼げるはずはない」と決めつけてしまいがちですが、それはよくありません。「なぜそんなに収入が高いのか」「どうしたら人気YouTuberになれるのか」「YouTubeだけで生計を立てられるのか」をしっかり調べてみると、現在とこれからの世の中が多少なりとも見えてくるはずです。

50代には「自分はテレビがあれば十分。YouTubeもSNS(交流サイト)も見ないし、興味もない」という人もいます。筆者はそういう人に会うと、ぜひ実際に触れてほしいと勧めています。

「2ちゃんねる」に代表される電子掲示板を「会社の悪口掲示板」だと思っている50代も多くいますが、「5ちゃんねる」はかなり様子が変わっています。主要ニュースをまとめていたり、あるトピックについて賛成、反対の両方の意見を集約していたりするサイトもあり、用途によってはとても便利に使えます。

こうした日ごろの情報収集が、好奇心を持つきっかけになることもあります。自分のキャリアを前向きに構築していくために、意識的に好奇心を持ち続けてください。

天笠 淳(あまがさ・あつし)
アネックス代表取締役/人事コンサルタント
早稲田大学商学部卒業後、IT企業、金融機関にて人事業務を経験。株式会社アネックス、一般社団法人次世代人材育成機構の代表として、働きやすい職場づくりを主なテーマとし、企業の人事、人材開発のコンサルタントを行っている。次世代人材育成機構では、代表理事として、学生の就職活動へのアドバイスや、社会人のキャリア支援を20年以上手掛けている。著書に『転職エバンジェリストの技術系成功メソッド』『オンライン講座を頼まれた時に読む本』(いずれも日経BP発行)がある。
[日経 xTECH 2022年5月19日付の記事を再構成]

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedoNIKKEI SEEKS日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック