PDFを閲覧しやすく、画面のカスタマイズや検索術
PDF無料編集の極意(2)
ビジネススキルページ数が多いときは、ナビゲーションパネルの「ページサムネール」も有用(図7)。なお、「しおり」はPDFにブックマークが設定されている場合のみ表示できる。前ページの図1のように目次として利用できるので、ページサムネールよりもさらにピンポイントの移動が可能だ。

図7 ナビゲーションパネルの「ページサムネール」をクリックすると各ページのサムネイル(縮小画像)が表示され、クリックで該当ページにジャンプできる(1〜3)。ナビゲーションパネルに「しおり」が表示されている場合は、クリックしてブックマークされた文字列を表示する。文字列をクリックすると、該当位置にピンポイントでジャンプする
カスタマイズした画面表示は、PDFファイルごとに保存しておける(図8)。「環境設定」ダイアログボックスの「文書」パネルで「文書を再び開くときに前回のビュー設定を復元」をチェックすればよい(図9上)。

図8 画面表示の設定はPDFファイルごとに保存しておける。毎回カスタマイズする手間が省けるので、効率良く作業できる

図9 「編集」メニューから「環境設定」を選び、表示される画面の「文書」パネルで「文書を再び開くときに前回のビュー設定を復元」をチェック(1〜3)。「ツールパネルの現在の状態を記憶」もチェックすると、終了時のツールパネルの状態がAcrobat Reader DCの初期設定になる(4)。さらに「ページ表示」パネルでは、ページ表示の方法や倍率の初期設定を変更できる(5、6)。設定が終わったら「OK」ボタンをクリックする(7)
なお、この設定にはツールパネルの状態は含まれない。ツールパネルの表示も保存するには「ツールパネルの現在の状態を記憶」をチェックする。この設定はファイルごとでなく、Acrobat Reader DC全体の設定となる。ページ表示の方法や倍率の初期設定も選べるので、よく使う表示にしておくとよいだろう(図9下)。