PDFを閲覧しやすく、画面のカスタマイズや検索術
PDF無料編集の極意(2)
ビジネススキルもう1つ、閲覧するときに便利なワザを紹介しよう。特定の文字列を検索して、マーキングする操作だ(図10)。通常の検索(簡易検索)では検索結果の文字列を1カ所ずつ表示していくが、「検索」ダイアログボックスで検索すると結果が一覧表示され、さらに結果の文字列をすべて選択できる(図11)。あとは選択された文字列に、マーカーの色を付けるだけ(図12)。ドキュメント内の注目箇所がひと目でわかる。

図10 検索機能を利用すると、PDF内の特定の文字列をすべて選択できる。そのままマーカーで色を付けて目立たせることも可能。閲覧中に注目したい語句や、校正時に確認が必要な箇所をピックアップするのに役立つ

図11 「編集」メニューから「高度な検索」を選び、表示される画面で検索する文字列(ここでは「移住」)を入力(1、2)。必要に応じてオプションを選び、「検索」ボタンをクリックする(3、4)。検索結果が一覧表示される(5)。最初の結果をクリック、最後の結果を「Shift」+クリックして全結果を選択し、「Enter」キーを押す(6〜8)

図 12 PDF 内の検索文字列(ここでは「移住」)がすべて選択される(1)。ツールバーの「テキストをハイライト表示」をクリックする(2)。これで選択中の文字列にマーカーの色が付く。マーカーの色を変更したいときはマーキングした文字列を1つ選択し、表示されるミニツールバーの「色を変更」メニューを開き、パレットから色を選ぶ
(ライター 伊佐恵子)
[日経PC21 2022年11月号掲載記事を再構成]