ルールを制する者が必ず成功する 世界史でたどる変遷
『ルールの世界史』
若手リーダーに贈る教科書ルールを制する者がビジネスを制する
スポーツもルールの範囲内でプレーをしているから面白い、見応えがあるのと同様に我々の社会生活もルールにのっとって行っているから、秩序が保たれている。そうした問題意識のもとに、著者は、ルールも常に進化している、その変化にどう立ち向かっていくか、どうルールの変化に追いつき、それを制するか。そこにこそビジネスを成功させる秘訣があるといいます。
「ルールは人の欲求や才能を開花させるためのコミュニケーション・ツールで、法律だってルールの一つだ」
「道具である以上、説教くさい法律やルールも変えたっていい」
「これからのビジネスは、コミュニケーション・ツールとしてのルールを使いこなした者が成功する」
こういったことを広めたくて書いたのがこの本になります。
(エピローグ 270~271ページ)
「道具である以上、説教くさい法律やルールも変えたっていい」
「これからのビジネスは、コミュニケーション・ツールとしてのルールを使いこなした者が成功する」
こういったことを広めたくて書いたのがこの本になります。
(エピローグ 270~271ページ)
◆編集者のひとこと 日本経済新聞出版・赤木裕介
日本人は、「ルールは上から与えられた絶対のもの」と考える傾向があります。協調性と和を尊び、規律正しく、ルール以上の「品格」を重んじるというのは、世界の他の国々からも称賛される日本の美徳といえるでしょう。
一方、ルールづくりにおいては、日本はあまり得意とは言えません。「自分に都合の悪いルールなら、変えてしまえ」という発想があまりないからです。これは、グローバルにビジネスが展開する時代には、かなり大きな欠点になります。
一口に「ルール」といっても、いろいろな機能・役割があります。本書では歴史エピソードとともにそのポイントを解説していますので、ぜひ、ルールに対する見方や考え方をバージョンアップして、ビジネスにお役立ていただければと思います。
一日に数百冊が世に出るとされる新刊書籍の中で、本当に「読む価値がある本」は何か。「若手リーダーに贈る教科書」では、書籍づくりの第一線に立つ出版社の編集者が20~30代のリーダーに今読んでほしい自社刊行本の「イチオシ」を紹介します。