パワポ実践プレゼン術、発表者ツールを簡単にフル活用
ビジネススキルMicrosoft 365などの最新版のパワポには「ライブ字幕」機能も搭載されている。これは、パソコンに接続したマイクに向かって話した言葉をその場で字幕にする機能。日本語だけでなく、英語などに翻訳して表示することも可能だ。
英語の字幕を表示するには、「キャプションと字幕」の設定画面を開いて「字幕の言語」を「英語」に切り替える(図28、図29)。その後、発表者ツールで「字幕の切り替え」ボタンをクリックして日本語でしゃべると、翻訳された英語の字幕が表示される(図30、図31)。

図28 Microsoft 365などの最新版パワポでは、パソコンのマイクに向かってしゃべった内容をテキストとして表示する「ライブ字幕」機能が使える。翻訳もできるので、今回は英語に翻訳してみよう。まずは発表者ツールの「⋯」ボタンから「字幕の設定」→「その他の設定」を選ぶ(1〜3)

図29 開く画面で「字幕の言語」を「英語」に変えて画面下の「OK」を押す。文字サイズなどは「その他の設定(Windows)」を押して変更する。なお、図1上や図30では誌面で見やすいように文字を特大サイズにしている

図30 「字幕の切り替え」ボタンを押して日本語でしゃべると、英語に翻訳された字幕がスライド下に表示される

図31 聴衆向けの画面でも、スライドがやや小さくなって字幕が現れる
汚いデスクトップ画面はNG、アプリの通知も切っておく
実際のプレゼンではパワポだけでなく、Windowsの設定にも気を配りたい。よくあるのが"汚いデスクトップ画面"。何十ものアイコンが汚く並んだデスクトップ画面をプレゼン中にうっかり表示してしまうと恥ずかしい。デスクトップ画面のアイコンはあらかじめ非表示にしておこう(図32、図33)。

図32 Windows のデスクトップ画面の何もない場所を右クリックして「表示」→「デスクトップアイコンの表示」を選んでチェックを外す(1〜3)

図33 アイコンが非表示になるので、プレゼン中にうっかりデスクトップ画面を表示してしまっても、きれい。図32のメニューを再度選ぶと、元の表示に戻せる