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利益を増やす活動はあらゆる企業の原点

いつの時代でも、会社に勤務するビジネスパーソンが収入を増やしたければ、会社のビジネスとしての利益を増やさなくてはいけません。会社が得ている利益が多くても従業員に配分しない会社は確かに存在します。けれども、会社が利益を出していない状況で従業員への報酬を増やしている会社は存在しません。不可能だからです。

その際にわかりやすい基準は、1人あたり利益額です。平均年収ランキングで上位に入っている会社は、いずれも1人あたり利益額が多い企業ばかりです。

そもそも「給与が増えない日本」の原因は、多くの日本企業が儲かっていないからです。それは株価を見ても一目瞭然。具体的には営業利益率が低いので、ROE(自己資本利益率)も低くなってしまうことに由来します。

ではどうすれば利益を増やせるのか。

主要な選択肢は3つあります。

第1に、コストを減らすこと
第2に、値上げすること
第3に、たくさん売ること

これらはいずれもどんな会社でも常に考えていることではあるでしょう。どの選択肢を優先するかは会社によって異なりますが、重要なことは、常にこれらを考え続け、実行し続けることです。

本気で利益を増やすために行動できるか

ビジネスの利益を増やすために必要な要素は様々です。知識や経験などはとても重要です。しかし知識や経験は、行動しなければ意味を成しません。そして行動するためには、本気になる必要があります。できればいいな、というくらいの想いで行動していたのでは、現状を変えることが難しいからです。

たとえばコストを減らすことについて、本気で考えるとどうなるでしょう。

不要な場所の電気を消したりコピー用紙に裏紙を使ったりするなどの「削減」によるコストカット施策は、誰でも思いつくことですが、実はあまり効果を発揮しません。本気でコストを減らすことを考えるのなら、業務プロセスそのものを大幅に見直し、各作業にかかる時間と手間を抜本的になくしてしまうことが必要です。それは時に職をなくしてしまうこともあるのでとても慎重に検討しなければいけないことです。けれども、企業が生き残っていくためには、どうしても実行しなければいけないことでもあるのです。

だからこそ、そこに本気が求められます。

値上げをすることについて、本気で考えるとしたらどうでしょう。

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