Word文書は、区切りの罫線を1本引くだけで見違える
ビジネススキル文書内で使える罫線の中で(図13)、段落の境を区切るのに便利なのが段落罫線。縦棒タブのように段落内の文字列は区切れないが、段落の上下左右の好きな位置に罫線を表示できる。タイトルと本文を水平線で区切る場合などに利用しよう(図14)。なお、複数の段落に設定するときは、各段落の左インデントを同じ設定にしておく(図15)。

図13 Wordで罫線を引く機能は、縦棒タブ、図形の線、表の罫線以外にもある。レイアウトに応じて使い分けよう。縦棒タブと「段組みの境界線」は黒の実線となり、線のスタイルは選択できない

図14 段落の境を単純に区切るときは「段落罫線」を利用しよう。 設定対象の段落全体を選択して、「ホーム」タブの「罫線」メニューから罫線の表示位置(ここでは「下罫線」)を選べばよい(1〜3)(段落と段落の間(1行目と2行目の間)に罫線を引きたい場合は、「罫線」メニューから「横罫線(内側)」を選ぶ)。範囲内の下側に罫線が表示される(4)。なお、Wordの初期設定では黒の実線となる

図15 範囲内の段落で左インデントの位置が異なると、段落ごとに罫線が表示される(1)。2行目の先頭で「BackSpace」キーを押してインデントを解除すると、罫線は1本になる(2、3)。スペースキーで元の位置まで字下げする(4)。2行目の先頭は「1行目のインデント」で字下げされるので、罫線の表示は変わらない(5)