Excelの数式で、独自の「関数」を定義する方法
ビジネススキル今回は、全体的にやや上級のテクニックを紹介する。プログラミングで使われる「変数」を数式で使用し、最終的にほかのセルの数式で利用可能な独自の"関数"を作成しよう。具体的には、作業中のシート名やブック名の文字列を求めたり、現在時刻を分単位で求めたりできる"関数"だ(図1)。

図1 今回は、数式を使って独自の"関数"を定義する方法を紹介する。作成した関数は、同じブック内の数式で利用できる。具体的には、作業中のブック名やシート名をセルに表示する関数と、現在の時刻を分単位で求める関数を作成する
従来の「ユーザー定義関数」の場合、VBAを使ったプログラミングが必要だった。しかし、Excel 2021またはMicrosoft 365のExcel(以下、最新版Excel)では、新しい関数と「名前」機能を利用して、そのブック内で使用可能な独自の"関数"を作成できる。