ワークライフバランスを考え、実現したいことを明確に
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ワークとライフは別々のものではなく、密接に関連し合っていると筆者は考えています(写真はイメージ)=PIXTA
2022年も色々なことがありました。世の中は不安定な状況が続いており、ご自身の今後に対して不安を抱いている方もいるでしょう。
こんなときこそ考えていただきたいのが、ワークライフバランスについてです。ワークライフバランスを明確にするということは、仕事(ワーク)と私生活(ライフ)のそれぞれについて「自分は何を大切にしたいか」をはっきりさせることにほかなりません。冬休みを使って、ワークとライフで大切にしたいものを3つずつ書き出してみましょう。
ワークとライフは別々のものではなく、密接に関連し合っていると筆者は考えています。ワークが充実しているからライフも楽しい、逆にライフが満たされているからライフも頑張れる、などです。ワークがしんどいからライフだけでも充実させたい、ライフがつらいからワークは楽しく取り組みたいということもあるでしょう。
充実しているときもつらいときも、ワークとライフで実現したいことを明確に意識できていると、少しは気持ちが落ち着きます。年末年始にその状態をつくれていれば、2023年も気持ちよくスタートできるでしょう。
「重要だけど明確にしてこなかった」ことを話し合う
冬休みは、特にライフについての見通しを明確にするのに良い時期です。新型コロナウイルスの感染予防に気を使いつつ、実家に帰省される方もいるでしょう。親や兄弟、親戚など、自分のライフに大きく影響する人たちと会う機会です。
よく「ライフの優先順位が付けにくい」という人がいますが、自分でコントロールできない何かの存在が原因になっていることがあります。まず実家の問題。自治体によっては住み手のない空き家の増加が深刻化しています。
自分に置き換えると、親が住んでいる実家はいずれどうするのか決まっていますか。自分が住むのか兄弟が住むのか、売却するのか、売却しても後悔しないのか。改まって聞きにくいし決めにくいテーマですが、年末年始だからこそ思い切って確認してみましょう。自分の家族がいる前では話しにくかったら一足先に帰宅させ、親とゆっくり話すのも一つの方法です。