ウェブ版Excelなら最新関数に対応、Macでも使える
ビジネススキル動的配列の関数が目白押し、最新関数のヘルプも充実
使える最新関数もチェックしておきたい。「fx」ボタンで関数一覧を表示して、お目当ての最新関数を探してみよう(図5)。例えば「検索/行列」グループには、最近続々と追加されてきた動的配列関係の関数が目白押し。充実したヘルプが最新関数まで網羅している点もうれしい(図6)。

図5 数式バーの「fx」ボタンを押して、使える関数を確認しよう。「検索/行列」グループには、動的配列を扱う最新関数が目白押し(一覧はスクロールする)。画面で見えているうち、VLOOKUP以外はすべて最新関数だ

図6 最新関数のヘルプも充実している。図5から関数を挿入すると説明がポップアップ。「詳細情報」を押すと右側に詳細説明のパネルが開く
なお、ウェブ版ではシートを編集すると自動で上書き保存されるので、保存操作は不要だ。更新したファイルが手元で必要なら、OneDriveからダウンロードすればよい。
注意したいのは関数以外の機能。ウェブ版で制限がある機能を使ったExcelファイルを開こうとすると、図7のようなエラーが出ることがある。今回はあくまで関数に限った話だ。

図7 ウェブ版Excelにない機能を使ったExcelファイルを開こうとすると、このようなエラーが出ることがある
また、ウェブ版で使えない関数も例外的に存在する。例えば、CELL(セル)関数でファイルのパスを取得しようとするとエラーになる(図8)。

図8 CELL 関数は例外的に支障が出る。ファイルのパス(場所を表す文字列)を取得しようとしてもエラーになる
(日経PC21 服部雅幸)
[日経PC21 2023年1月号掲載記事を再構成]