変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

当然、授業は日本語で行い、講師には日本語話者を採用します。今、優先的に探しているのはデータアナリティクス、デジタルマーケティング、UXデザイン、プロダクトマネジメント、リーダー向けデジタルファウンデーションの5分野です。

講師は最前線で活躍していることが条件になるので、当然、副業という形になります。いまデジタルの分野で何が起きているか、肌感を持って伝えられる人を積極的に採用していきたいと思っています。具体的な数は未定ですが、かなりの数が必要になることは確かです。

受講生が成果を出すためには徹底してケアする必要があり、教育をリードするメイン講師、講義で皆の様子を見ながらサポートするサブ講師、さらに提出課題などを丁寧に添削・助言するもう1人のサブ講師の3人体制を作るつもりです。

GAはまだ日本で知名度がない上、採用のハードルも高く設定しているので、優秀な講師を確保するのは簡単ではないでしょう。しかし、我々はグローバルに事業を展開し、それぞれの進出先でトップクラスの講師を何千人と採用してきた実績があります。日本でもそれは可能だと確信しています。

「日本人が不真面目なわけではない」

――「日本のビジネスパーソンの4割は学びに対して無関心」といったデータも出ていますが、日本市場開拓は可能でしょうか。

自分自身を変えるのは、日本人に限らず誰にとっても難しいことです。学校を出て20年たつのに、また新しいことを学べと言われれば誰だってつらい。日本人が不真面目だとかやる気がないのではなく、単にリスキリングに関して今まで機会がなかっただけだと思います。新しい技術に適応するのは、日本人は元来得意なはず。皆さんが一歩を踏み出す手助けを是非したいと考えています。

(ライター 石臥薫子)

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