Excelで「単位」の文字列を消したい、最速の修正法は
ビジネススキル毎朝届く最新ファイルを、ボタン一発で変換できる
最後の手法はPower Query(パワークエリ)。大げさに思うかもしれないが、状況によってはこれがイチオシだ。その状況とは、変換作業を日々繰り返すような業務。例えば毎朝、他部署から届く最新版の商品一覧を変換して使うといったケースだ。
毎日やるとなると、1~3番目の手法はいずれも面倒臭い。Power Queryなら一回設定するだけで、次回からはボタン一発で変換できる。CSVファイルなども取り込めるので、社内ウェブから毎日、最新情報を入手するようなケースにも対応できる。
この手法はほか3つと違い、元ファイルを変換して別ファイルに読み込む形を取る(図7~図13)。元ファイルの表はテーブルになっているとベターだが、余計なデータを含まなければ、そうでなくても問題はない。エディターアプリで「cm」の削除と数値への変換を設定してから読み込むと、その設定が読み込み先ファイルに記録される。毎朝、最新版が届いたら、同名で元ファイルを上書きして「更新」を押せばよい。

図7 別の新規ブックを開き、「データ」タブの「データの取得」から「ファイルから」→「Excelブックから」を選択(1〜4)。開く画面で変換前のExcelファイルを選んで「インポート」を押す

図8 開いた画面の左側でシートを選び(1)、プレビューを確認して「データの変換」を押す(2、3)。項目名が誤認識されているが後で直す

図9 「Power Queryエディター」が開く。今回は見出しが誤認識されているので、「ホーム」タブの「1 行目をヘッダーとして使用」をクリック(1、2)。続いて、見出しの「横」をクリックして「値の置換」を押す(3、4)