Wordの文字や画像にリンクを設定、PDF化しても有効
ビジネススキル任意の文字列にハイパーリンクを設定するときは、「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスでリンク先を指定する。ここでは一例として、「メール」という文字列にメールアドレスへのリンクを設定した(図7)。

図7 ハイパーリンクを設定する文字列を選択し、「挿入」タブの「リンク」グループにある「リンク」ボタンをクリック(1〜4)。表示される画面でリンク先を指定する。ここでは「リンク先」に「電子メールアドレス」を選び、「電子メールアドレス」欄にメールアドレスを入力した(5、6)。「OK」ボタンをクリックすると、選択した文字列にハイパーリンクが設定される(7、8)
画像の場合も操作は同じ。作例では、リンク先に元の画像ファイルを指定した(図8左、図8中上)。画像ファイルがウェブサイト上にある場合は、「アドレス」欄にURLを入力すればよい(図8中下)。なお、ハイパーリンクを設定した画像に見た目の変化はないが、ポインターを重ねるとポップアップにリンク先が表示される(図8右)。

図8 ハイパーリンクを設定する画像を選択し、「挿入」タブの「リンク」グループにある「リンク」ボタンをクリック(1、2)。表示される画面で「リンク先」に「ファイル、Web ページ」を選択し、「検索先」に元ファイルの保存先を表示してファイルを選ぶ(3〜5)。「アドレス」欄にファイルのパスが表示される(6)。なお、ウェブサイトにアップロードしているファイルを指定する場合は「アドレス」欄にURLを指定する(7)。「OK」ボタンをクリックすると、選択した画像にハイパーリンクが設定され、ポインターを重ねるとリンク先がポップアップ表示される(8、9)
リンク先のパス表示をチェック、アイコンをボタンとして使う
リンク先にファイルを指定するときは、パスの表示方法に注意しよう。パスには、リンク元の位置を基準にリンク先の位置を示す「相対パス」と、リンク先の位置を直接示す「絶対パス」がある。Wordではファイルへのハイパーリンクが相対パスで表示されるが、絶対パスに変えることも可能だ(図9)。リンク元とリンク先の位置関係を保ちたいときは相対パス、どこからでもアクセスしたいときは絶対パスにするなど、状況に応じて選択しよう。

図9 「ファイル」タブの「情報」パネルを開き、「プロパティ」メニューから「詳細プロパティ」を選ぶ(1〜4)。表示される画面の「ファイルの概要」タブで「ハイパーリンクの基点」欄に半角の「¥」を入力し、「OK」ボタンをクリック(5〜7)。ハイパーリンクの「アドレス」欄が絶対パスで表示される(8)(ファイルの保存時にパスの設定が変わってしまう場合は、「ファイル」タブの「オプション」を選び、表示される画面の「詳細設定」パネルの「全般」グループにある「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する」をオフにする)