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ヤフーの現場のエンジニアが講師役になると語る湯川常務

ヤフーの現場のエンジニアが講師役になると語る湯川常務

デジタルトランスフォーメーション(DX)時代を迎え、デジタル人材のニーズはますます高まっている。経産省によると、2030年にはIT人材不足者の数は78万9千人に上る。もちろんIT業界は給与も他業種に比べて高い。ただ、「技術の変化が激しく、学習意欲が高くないと、いいエンジニアにはなれない」(湯川常務)。典型的な「リスキリング当たり前職場」なのだ。

ヤフーは9割がリモート、飛行機通勤も

常に学ぶ必要があるが、コロナ禍を経てデジタル人材の働き方はより柔軟になっている。ヤフーの場合、従業員の9割が日常的にリモートワークを実施。しかも自宅以外のシェアオフィスなど、どこで働くのも自由だ。月上限15万円の飛行機通勤も認められ、東京など大都市圏から沖縄県の西表島や北海道の知床などへき地に移住した社員もいる。

ヤフーテックアカデミーは開校前から人気になった。1月下旬スタートの1期生の受講者は当初定員100人と設定していたが、応募者が殺到したため、140人まで定員を増やした。応募者で多い年齢層は20~30代だが、10代から60代のシニアまでいる。中高年でもエンジニアの道は拓ける。

ヤフーのアカデミーはIT人材の一大リスキリング拠点となりそうだが、垣内さんも、学び直しに挑むのだろうか。「息子の夢はプロ野球選手。それまでは、私もどんどん学んでまだまだ稼がないと」。関西出身の働くママは力強くこう語っていた。

(代慶達也)

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