Excelで作る、祝日が入ったリモート対応出勤簿
ビジネススキル続けてExcelの「出勤簿」シートに切り替え、「データ」タブの「テキストまたはCSVから」をクリック(図4)。開いた画面の「ファイル名」欄にコピーしておいたリンクを貼り付ける(図5)。祝日一覧のプレビューを確認して「読み込み」を押すと(図6)、「出勤簿」シートの左側に「syukujitsu」シートが挿入され、祝日一覧がテーブルとして取り込まれる(図7)。

図4 図2のサンプルファイルを開いたExcel に切り替えて、「データ」タブの「テキストまたはCSVから」を選ぶ(1、2)

図5 ファイル選択画面が開いたら、「ファイル名」欄をクリックして「Ctrl」+「V」キーを押し(1)、リンクが貼り付いたら「開く」を押す(2)

図6 データ取り込み画面が開いたら「読み込み」を押す

図7 「syukujitsu」シートが追加されて祝日一覧がテーブルとして取り込まれた。下のほうを見ると(ここでは画面分割した(A列の途中のセルをどこか選択して「表示」タブの「分割」を押すと、画面を上下2分割にできる))、2023年分まで入っていることがわかる。「テーブルデザイン」タブの「テーブル名」欄で「syukujitsu」というテーブル名が付いていることを確認(1、2)。この名前と列名「国民の祝日・休日月日」は、後で祝日を色分けするときに利用する。なお、取り込み元のCSVファイルは毎年、内閣府によって更新される。「クエリ」タブの「更新」を押すとテーブルが最新データに更新される
図3のリンクからCSVファイルをダウンロードする方法もあるが、今回の方法で取り込むと、「クエリ」タブの「更新」ボタンを押すだけで最新データに更新できる。また、自動的にテーブル名が設定されるため、後で祝日を塗り分ける際に「テーブル構造化参照」でA列の祝日一覧を参照できるメリットもある。
出勤簿の日付と曜日は数式で表示する。A5セルの一日の日付データはDATE(デイト)関数を使い、A2セルの「年」とA3セルの「月」から合成する。2日目以降は前日の日付に「1」を加算すればOKだ(図8)。

図8 「出勤簿」シートに切り替える。A2、A3セルの年月は、月初に祝日(文化の日)がある2022年11月にしておく。A5セルに図のDATE 関数式を入力(1)。さらにA6セルに「=A5+1」と入力する(2)。DATEは年、月、日の数値から日付データを生成する関数だ