40代からの転職に「浅い」デジタルコミュ力がコスパ最強リスキリングの訳
40代からのリスキリング道場
あなたのデジタルコミュ力は?(写真はイメージ=PIXTA)
NIKKEIリスキリング読者の皆さん、こんにちは。45歳からの実践型キャリアスクール「ライフシフトラボ」の都築辰弥と申します。本連載「40代からのリスキリング道場」は、40〜50代ビジネスパーソンに向けた、脱・学びっぱなしのためのリスキリング実践マニュアルです。
「転職のライザップ」に寄せられる「何が有利?」の声
連載7回目となる今回は、転職に効くリスキリングについて取り上げます。「転職35歳限界説」という言葉はさすがに聞かなくなりましたが、それでも年齢が上がれば上がるほど転職は不利になるというイメージをお持ちの方は多いかと思います。そのためか「どのようなリスキリングをすれば転職が有利になるか」という質問をいただくことが最近とても増えました。
当社は、45歳からのマンツーマン転職スクール「ライフシフトラボ転職コース」を運営しています。難易度の高い40代以降の転職活動を短期集中マンツーマンでサポートする「転職のライザップ」のようなサービスで、さまざまな業界・職種・年収帯の40代・50代ビジネスパーソンに対し、転職活動を成功に導いてまいりました。これまでの支援経験に裏打ちされた、40代・50代の転職マーケットの現状、そしてそんなマーケットで転職を有利に進めるための正しいリスキリング術を本日はお伝えしましょう。
今回も、毎月恒例の「やってみよう!」コーナーを用意しています。転職活動まっ最中の方にも、うっすらと検討している方にも役立つ内容です。
「35歳転職限界説」はもはや死語
正しい戦略を立てるには戦場の分析は欠かせません。最初に、40代・50代の転職市場の正しい相場観を理解することから始めましょう。
まずは朗報です。40歳以上の転職は、かつてないほど増えています! エン・ジャパンの調査によると、2022年時点で、40歳以上の転職者は全体の48%でした。過去3年で9ポイント増加しており、今や転職市場全体の約半数を占めているのです。これだけでも「35歳転職限界説」はもはや死語だと言っても差しつかえないでしょう。
40歳以上の転職が増えているのはなぜでしょうか。ぜひ少し時間をとって考えてみてください。
一つは、皆さんお察しの通り、圧倒的な人手不足。人材難に苦しむ企業は8割超にのぼっています(日本経済新聞「社長100人アンケート」2023年7月3日朝刊)。「うちは20代しか採用しない」という姿勢を貫いていては、事業活動に必要な人員を確保できなくなっているのです。
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