スマホの日本語入力 目からウロコの楽々ワザとは?
スマホ日本語入力再入門(1)
ビジネススキルGboardをカスタマイズ、英字はパソコンと同じ配列に
続いて、Gboardを使いやすく設定しよう(図8)。フリック入力もしくはケータイ入力を使う場合は「12キー」を選択する(図9)。ローマ字入力を併用するなら「QWERTY」もオンにしよう。QWERTY(クワーティー)は、パソコンのキーボードと同じキー配列のことで、「Q」から右方向に並んだキーが名前の由来。

図8 「画面キーボード」に戻ったら「Gboard」をタップして設定を開く(1)。「言語」をタップ(2)

図9 「日本語」をタップ(1)。フリック入力またはケータイ入力(ガラケーと同じ)を使う場合は「12キー」を選ぶ(2)。ローマ字入力をしたいなら「QWERTY」をオンに。複数を選択可能で、右にスライドすると「手書き」も選べる。初期設定では「三状態キーボードの使用」がオンだが、「かな」「英字」「数字」の切り替えが面倒なのでオフにしよう(3)。「12キーレイアウトの設定」では英字入力でQWERTY(クワーティー)配列を使う設定がお勧めだ(4)
どのキーを押すと英字入力や数字入力になるのかを図10で再確認しよう。慣れるまで戸惑いやすいのが、数字入力のキー配列が次回も再現されることだ。例えばテンキーの状態からかなに戻ると、次回数字入力に切り替えたときもテンキーが表示される。

図10 「三状態のキーボードの使用」をオフにすれば、切り替えがかなと英字だけになるのでスムーズ。両者は「あa」キーで切り替える。かなの状態で「?123」キーを押すと数字になり、さらに「1234」と「!?#」でテンキーとの切り替えが可能。「あいう」キーを押すと、かなから数字に変えたときはかなに、英字から数字に変えたときは英字に戻る。なお、テンキーの状態からかな(または英字)に戻ると、次回「?123」を押した際にテンキーが開く
図9の設定では「英字入力はQWERTY」をオンにするのがお勧め。英字入力がパソコンのキーボードと同じ配列になる(図11)。この設定がオフだと、英字入力時もテンキーになってしまう。

図11 かなのテンキー(12キー)は「あかさたな」順に並ぶのでわかりやすいが、英字は文字の位置を覚えにくい(左)。パソコンと同じQWERTY配列ならわかりやすい(右)