日本語はフリック入力が効率的 上達のポイントは?
スマホ日本語入力再入門(2)
ビジネススキル濁音や半濁音、「っ」「ゃ」など小さい文字(促音や拗音)を入力する方法はガラケーと同じで、かなを入力して左下の変換キーを押す。これも最初のうちは、画面で文字がどう変わるか確認しながら押すとよい(図6)。

図6 「ま」の下にある変換キーで濁音、半濁音、促音、拗音に変換できる。「は」を入力してから1 回押すと濁点が付いた「ば」、2回押すと半濁点が付いた「ぱ」になる。「つ」や「う」は1回押すと小さい「っ」「ぅ」になり、2回押すと濁点が付く
「や」と「わ」のキーは文字の割り当てがほかと異なる。「イ」段と「エ」段の文字がない「や」には、カッコやカギカッコが割り当てられている(図7、図8)。カッコを入力するためにモードを記号に変える手間を省けるわけだ。「わ」では「を」「ん」と長音(ー)も入力できる(図9)。句読点や疑問符などは右下のキーから入力する。

図7 カギカッコやカッコは「や」キーから入力できる。Gboardでは左または右に指を動かすとカッコになる。カギカッコを入力したいなら、変換候補から選ぶ

図8 iPhoneでは「や」キーからカギカッコを入力でき、カッコにしたければ変換候補から選ぶ

図9 長音を入力するには「わ」を押してそのまま右に動かす。Gboard では下に動かすと「〜」を入力できる(iPhoneは不可)。「わ」の右隣のキーを押すと読点、そこから左に動かすと句点になる。「?」は上、「!」は右だ。Gboard では下に動かすと「⋯」を 入 力 できる(iPhoneでは不可)
フリック入力に慣れたいなら、無料アプリを使って練習するとよい(図10、図11)。キー配列の上段、中段、下段、あるいは小さい「ゃ」など、苦手なところを繰り返し練習したりもできる。

図10 画面に表示される文字を入力して練習する。かなのみ入力するので漢字変換は不要。間違えると赤く表示される

図11 メニューから練習内容を選べ、キーボードの上段、中段など苦手なところを重点的に練習できる