日本語はフリック入力が効率的 上達のポイントは?
スマホ日本語入力再入門(2)
ビジネススキル恥ずかしい誤変換も"スマホあるある"の1つだ。この場合も削除して打ち直す必要はない。ただし誤変換の修正方法はGboardとiPhoneで異なるのでそれぞれ説明しよう。Gboardでは、直前に確定した漢字などの文字列を前の状態(変換前のかな)に戻せる。変換直後なら前の状態に戻して文字を修正すればよい(図19)。

図19 確定してもGboardでは変換を取り消せる(1)。ただし取り消せるのは直前の操作のみ。この例では「確認」と確定した後で「遺体します」と確定したので、「いたいします」のみが未確定状態に戻る。「いたい」を選択して「い」を削除する(2、3)
iPhoneでは、ずっと前に確定した文字列やコピペした文字列も再変換できる。誤変換した箇所をダブルタップすると単語が選択状態になって変換候補が表示されるので、正しいものをタップすればよい(図20)。なお、iPhoneでは再変換のみ可能で、文字の削除や追加はできない。

図20 iPhone ではずっと前に確定したものも再変換可能。ダブルタップすると選択状態になる(1)。必要ならスライド操作で範囲を調整しよう。予測変換から正しいものを選ぶ(2)。再変換のみ可能で、Gboardのように余計な文字の削除や文字の追加はできない
読みがわからない漢字を入力したい場合、Gboardなら手書き入力を使う手がある(図21)。画面を指でなぞって文字を書けばよい。一方、iPhoneの日本語キーボードには手書き入力がない。変換候補に目的の漢字が見当たらない場合は、部首から漢字を探すという手がある(図22)。

図21 本連載1回目の図9の手順でGboardの「手書き」をオンにし、同・図12のように設定。地球儀ボタンを押して手書き入力キーボードを開く。手書きした文字が認識される

図22 iPhoneでは、人名など読みがわかる漢字なら部首から選べる。読みを入力して変換候補をすべて表示(1)。候補一覧を下にスライドすると上部にタブが現れるので「部首」を選ぶ(2、3)。部首から目的の漢字を探す(4)