日本語はフリック入力が効率的 上達のポイントは?
スマホ日本語入力再入門(2)
ビジネススキル難しい漢字は単語登録、住所や挨拶文も登録できる
候補に現れない漢字や語句、専門用語などは、単語登録しておくと一発で変換できるようになる。GboardもiPhone標準キーボードも任意の語句を読みとセットで登録できる(図23~図26)。単語以外に長いフレーズも登録できるので、自宅の住所やメールでよく使う挨拶文などを登録しておくと、文字入力の手間をかなり省ける。

図23 なかなか変換されない漢字や専門用語などは単語登録しておくとよい。Gboardの設定画面を開いて(1)、「単語リスト」を選 ぶ(2)。続く画面で「単語リスト」→「日本語」とタップして、開いた画面で「+」ボタンを押す(3)。登録したい文字や単語などを入力し(4)、読みを指定する(5)

図24 予測変換で候補に現れる

図25 iPhone では地球儀のボタンを長押しして「キーボード設定」を開き(1、2)。「ユーザ辞書」をタップ(3)。画面右上の「+」をタップして(4)、語句と読みを入力したら(5、6)、「保存」をタップする(7)。メールなどで使う挨拶文や住所なども登録しておくと便利だ

図26 数文字の読みをタイプするだけで定型文を入力できて便利
最後に、iPhoneで読めない漢字を入力する裏技を紹介しよう。中国語キーボードには手書き入力があるので、それを利用する。「簡体中国語」の「手書き」を追加(図27)。地球儀ボタンからそれに切り替えて、文字を手書きすればよい(図28)。なお、当然ながら「蛯」や「榊」など日本語にしか存在しない漢字は認識されない。

図27 本連載1回目の図13、図14の手順でキーボードの追加画面を開き、「簡体中国語」を選択(1)。その入力方法で「手書き」を選ぶ(2)

図28 地球儀のボタンを長押しして「簡体手写」を選ぶと、手書きモードになる。読みのわからない文字を手書きする
(ライター 岡本ゆかり)
[日経PC21 2022年10月号掲載記事を再構成]