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AI時代に求められる人材になりたい、キャリアや働き方の幅を広げたい――。リスキリングに励む理由は人それぞれだ。でも時間やコストをかけ頑張ったところで、結局年収アップに結びつくの?というのは、多くの人が気になるところだろう。そこで当企画「リスキリングで年収UP」では、リスキリングが年収アップに結びついている会社や個人を徹底取材。そこにはどんな仕組みや考え方があるのかを探っていく。

今回は、派遣会社時代に資格をいくつも取得してリスキリングを重ね、直接雇用となった後に外資系に転職することで、約1000万円の年収アップをなし遂げたサイバーセキュリティ技術者の河野泰貴さんに、リスキリングと年収について話を聞いた。

――最初のキャリアはどのようなものだったのですか。

IT(情報技術)系の仕事に就きたかったので、情報工学を学べる大学に行きました。ただ、残念ながら中退してしまいまして、当時アルバイトしていた教育サービス会社のコールセンターで、契約社員として働き始めました。やる気も起きず、正社員になるための試験も3回落ちて、そのまま契約終了になったんです。

「来年30歳」で目覚める

――いつごろの話ですか。

2011年の3月です。当時、岡山に住んでいたのですが、とりあえず家の近くで仕事を探して、ビジネスホテルの仕事を見つけました。フロントで接客したり、ホテル内を巡回したり、時間的にも肉体的にも激務なのですが、給料は年収ベースで200〜250万円ぐらいでした。

それでも2年半ほど仕事を続けていて、29歳になったんです。そのとき、「来年は30歳か」とつくづく思って。そのころ結婚もして、これからもし子どもも生まれたらと考えたときに「今の自分はなりたかった父親像とは違う」とハッとしました。あらためて、自分はIT系の仕事をしたかったという原点を思い出しました。それで、技術系の派遣を手掛けているスタッフサービス・エンジニアリングに入りました。

当時の河野さん

当時の河野さん

――ITの勉強はずっと続けていたのですか。

いえ、なにもしていませんでした……。大学新卒でITエンジニアになった人と当時の自分を比べると、その時点で8年ほどの差があるわけです。そこを埋めないと同じ土俵に立てない、経験の差は簡単には埋まらない、であるなら知識を得るしかない――。だったら資格を取ろうと一念発起しました。スタッフサービス・エンジニアリングが資格取得奨励金制度というのを設けていて、私の目指していた資格は、その資格を取れれば受験料とプラスアルファの報奨金を出してくれるものだったんです。

2年計画で最初のリスキリング

――まずは何の資格から始めたのですか。

IT系を目指す人の登竜門といわれる基本情報技術者試験を取ることにしました。ただ、いきなりここを目指すのは難しいので、2年計画でエクセルのVBAやデータベース管理のためのアクセスとか、そういった基本的なところの資格取得から始めました。

――どのように学びましたか。

私のやり方は、教科書を読むのではなく、初めから問題集にアタックするという方法です。先に問題を解いて、足りない知識を確認して埋めて、また解いてを繰り返します。パソコンを自由に使える昼休みに弁当を10分でたいらげて、残りの時間30分ぐらいはひたすら勉強するというのを、ほぼ毎日やっていました。

――その調子で学んでいって、目標の基本情報技術者試験はいつ受かったのでしょうか。

だいたい派遣で働き始めてから、2年半ぐらいです。

――年収はどうでしょう。

だいたいずっと300万円ぐらいで変わらずでした。

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