次に、迷惑メールがどのように処理されるかを見ていこう（図4）。前述したように、件名の先頭に「［spam］」などの目印が付いて受信トレイに入る場合と、「迷惑メール」などの専用フォルダーに隔離される場合がある。ただし、いずれの場合もブロック対象のメールは無条件で受信サーバーから削除されるので、ユーザーが目にすることはない。

図4　迷惑メールの処理は、迷惑メールの先頭に「［spam］」「［meiwaku］」などの文字列を付けて受信トレイに収めるケースと、「迷惑メール」フォルダー（「Junk」などの名前が付いていることもある）に隔離するケースがある

図5に、主なメールサービスの迷惑メールフィルターの概要を示した。いずれも基本サービスは無料。ただし、プロバイダーによっては専用フォルダーへの振り分けは有料になる。

図5　主なメールサービスの迷惑メールフィルターサービスの一覧。プロバイダーメールでは、件名に「[meiwaku]」などと付けて識別するのは無料だが、迷惑メールフォルダーへの隔離は有料というケースがある

この機会に、自分が使っているメールサービスの迷惑メール対策機能を確認しておこう。Gmail、Outlook・comなどのウェブメールは迷惑メールフィルターが有効になっていて、オフにはできないことが多い。一方、プロバイダーメールの多くは設定画面でオンオフが可能だ。