「迷惑メールフィルター」 仕組みを理解し正しく運用
完全撃退!迷惑メール(2)
ビジネススキル図6、図7に@nifty、図8にBIGLOBEの例を示した。@niftyでは、迷惑メール対策の設定画面で、受信したくないアドレスやドメインのメールをブロック対象に指定できる。また、迷惑メールは所定の日数が経過すると自動削除されるケースが多いが、@niftyでは削除までの日数を選択できる。

図6 プロバイダーの迷惑メール対策機能は、カスタマイズが可能だ。ここでは@niftyの例を示した。迷惑メールフィルターだけでなく、ブロック機能も積極的に活用しよう

図7 @niftyの迷惑メールフィルターは、POP方式でも迷惑メールをメールアプリで受信するか否かを選択できる。ただし、「受信する」を選ぶと、迷惑メールも受信トレイに入るので、識別のため、「題名に[SPAM]を挿入」を有効にしよう

図8 BIGLOBEの迷惑メールフィルターは、専用フォルダーに隔離する「迷惑メールフォルダオプション」(月165円)と、件名に「[spam]」と付ける「迷惑メールチェック」(無料)があるので選択しよう
BIGLOBEの迷惑メールフィルターは2種類。迷惑メールを専用フォルダーに収める「迷惑メールフォルダオプション」は有料で、件名に「[spam]」を付ける「迷惑メールチェック」は無料だ。基本的には無料の後者を使い、迷惑メールを専用フォルダーに収めたいときは、Outlookなどのメールアプリで「ルール」機能を併用する手もある。「件名に『[spam]』を含む」といった条件で仕分けすればよい。
スマートフォンの迷惑メール対策も基本は同じだ。図9にUQ mobileの例を示した。スマホならではの機能として、パソコンメールの遮断が挙げられる。迷惑メールはパソコンから送られることが多いが、それらを一括して遮断できる。

図9 携帯電話の場合も、基本的な考え方はクラウド事業者やプロバイダーのメールサービスと同じだ。事業者によっては、携帯電話・PHS以外からのメールをブロックする機能も用意している
(ライター 岡野幸治)
[日経PC21 2022年4月号掲載記事を再構成]