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Outlookアプリを利用している場合、アプリ側の迷惑メール対策は原則としてオフになっているが、有効にして2段構えにすることも可能だ。そうすると、プロバイダー側ですり抜けたメールもアプリの機能で再吟味される。IMAPとPOPでそれぞれどのような動作になるかを図11に示した。

図11 迷惑メール対策ではプロバイダーやクラウド事業者の受信メールサーバーの機能に加えて、メールアプリ(Outlookなど)の機能を有効にして2段構えにしてもよい。この場合も、POP方式ではサーバーが判定した迷惑メールはメールアプリにはダウンロードされないので注意。IMAP方式では両方が表示され、判定が間違っているときにメールアプリ側で修正すると、それがサーバー側にも反映される。プロバイダーとメールアプリのいずれで判別した場合も同じ「迷惑メール」フォルダーに入る場合に限る。そうでない場合は、サーバー側が判別した迷惑メールの修正はウェブメールで行う

Outlookアプリの機能は「迷惑メールのオプション」画面で設定する。レベルは2段階。まずは「低」で様子を見るとよい(図12図13)。なお、IMAP方式で2段構えにすると、サーバーでの判定結果とアプリの判定結果が別のフォルダーに収められることもある(図14)。

図12 メールアプリ側の迷惑メール対策がオンになっているか確認しよう。Outlookアプリでは「ホーム」タブで「迷惑メール」→「迷惑メールのオプション」を選択(1~3)

図13 「オプション」タブを開き、迷惑メールの処理レベルが「自動処理なし」になっている場合は、「低」または「高」を選択する(1)(2)

図14 IMAP方式の場合、サーバーが判定した迷惑メールは「Junk」などの名前が付いたフォルダーに入り、Outlookアプリが判定したものは「迷惑メール」フォルダーに入る。プロバイダーによっては、どちらも「迷惑メール」フォルダーに入ることもある

(ライター 岡野幸治)

[日経PC21 2022年4月号掲載記事を再構成]

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