気配りできる人が決して使わない5つの「3文字」とは
「どうも」はいろいろな場面で使える万能フレーズ。便利だということであいさつだと思っている人もいるかもしれませんが、ビジネスシーンでは使えません。とりわけ目上の人には失礼に当たります。
ごく親しい間柄やプライベートシーンでは「先日はどうも……」「昨晩はどうも……」という省略形でも、コミュニケーションは十分成り立ちます。しかしそれが当然だと思っていると、言葉にうるさい相手の場合は、「あいさつの言葉も知らないのか?」と、知性や教養を疑われかねません。ビジネスの世界では、それだけでは意志が通じないこともあり、相手に軽く見られることさえあります。間違っても「どうも、どうも……」は禁句です。
感謝を伝える場合ならば「どうも」ではなく、
●「ありがとうございました」
●「まことにありがとうございます」
謝罪を伝える場合ならば「どうも」ではなく、
●「大変失礼いたしました」
●「まことに申し訳ございません」
などときちんとあいさつするようにしましょう。
「結局は」「要は」は、多用しない
「結局ですね」などと、会話の中で何度も「結局」という言葉を繰り返す人がいますが、これは耳障りなものです。「結局は」は、結論を伝える際に使う言葉であり、接続詞ではありません。結論は一つのはずですから、「結局」は一度しか使えないと意識しましょう。
同様に、会話をしていて「要は」でまとめようとする人がいます。「要は」で話をさえぎってしまうと、他の人との意見を交換する場が奪われてしまいますよね。話を横取りされた相手は、良い気持ちはしません。その場の空気が悪くなり、会話が途絶えてしまいます。一生懸命に説明しているのに、最後に相手から単純化されて、「要は○○ってことだよね」と言われたら、それが要領を得ていたとしても不満感が残るものです。