すぐ分かる! 飲食店「いい店・悪い店」の見分け方

飲食店の良しあしは、すぐ分かる!
「飲食店は、入店した瞬間で良しあしが判断できる」
こう豪語するのは氏家秀太氏。これまで多様な飲食店のプロデュースに携わったフードコンサルタントだ。先日ラジオ番組でお話を伺った。
梶原:「具体的には何を基準に良しあしが判断できるんですか?」
氏家秀太氏(以下、氏家):「<いらっしゃいませ!>という、お出迎えのあいさつです」
氏家秀太氏(以下、氏家):「<いらっしゃいませ!>という、お出迎えのあいさつです」
当たり前すぎるお答えにがっかりした。「あいさつが大事、出迎える心を言葉に乗せて笑顔でお伝えできているかどうかで、いい店かどうかがわかります」なんて話は、いまさら聞きたくもない。

(写真:PIXTA)
ところがそれが、私の早とちりだとすぐに気がついた。そして「なるほど! 納得」と感心してしまった。
氏家:「いい店、悪い店を見分けるには、来客を案内するスタッフの<いらっしゃいませ!>の一言に、他のスタッフたちがどう反応しているのかをチェックしてください! しっかり聞き取っているのか、いないのか」
梶原:「??……」
氏家:「<いらっしゃいませ!>という言葉はスタッフから客へと向けられるのと同時に、スタッフから他のスタッフにも向けられています。これこそが、スタッフがその後、どう行動したらよりよいサービスを提供できるのか、そのための情報を伝達する<合図>なのです」
梶原:「?……」
梶原:「??……」
氏家:「<いらっしゃいませ!>という言葉はスタッフから客へと向けられるのと同時に、スタッフから他のスタッフにも向けられています。これこそが、スタッフがその後、どう行動したらよりよいサービスを提供できるのか、そのための情報を伝達する<合図>なのです」
梶原:「?……」