変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

仕事のチャンスや価値あるご縁、貴重な情報などは、人が運んできてくれるものです。あなたがどんなにスキルを磨きキャリアを積んだとしても、人に嫌われたら「やりたい仕事」や「会いたい人」「夢や目標」などをとらえることはできません。「何で」「なんか」は「言い訳がましい印象を与える」「『謝罪しない人』というレッテルをはられる」「運や縁を逃す」という危険をはらみます。「何で」「なんか」というたった3文字で嫌われてしまい、あなたの人生を台なしにする可能性があるのです。

頑張っているのに報われない。きちんと仕事をしているのに評価されない。自分の意見に耳を傾けてくれる人がいない。こんなふうに感じて「ついていない」と言う人は「何で」「なんか」という口ぐせのせいで、幸運を逃がしているのかもしれません。自分の口癖を疑ってみましょう。

「ですが」「でも」「しかし」「だけど」「だって」も同様です。こうした「言い訳がましい口癖」をやめるだけでも好感を持たれ、あなたと話をしたいと思う人が増えます。やりたい仕事や欲しい情報など、あなたが思う以上に素晴らしい出会いがもたらされます。

次回は「クレームの電話」がこわいあなたへの処方せんです。私の経験を交えてお話しさせていただきます。お楽しみに!

「臼井流最高の話し方」は水曜更新です。次回は4月5日の予定です。

臼井由妃(うすい・ゆき)
ビジネス作家、エッセイスト、講演家、経営者。熱海市観光宣伝大使としても活動中。著作は60冊を超える。最新刊は「今日からできる最高の話し方」(php文庫)
公式サイト http://www.usuiyuki.com/

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