賞金稼ぐプロゲーマー、本当に必要なモノを売る接客術
ドスパラ 山本雄河さん
ヘッドセットが目当てのゲーム初心者には「パソコンでゲームをするのか、『プレイステーション4』などゲーム専用機で楽しむのか環境を確認する」。マウスも「手の大きさを見たうえで『どんな持ち方をしますか』と尋ねる」など実際に使う場面を想定し、アイテム選びを手助けする。
より高いレベルでゲームに取り組む人に対応するため、自身の接客のレベルも上げる。プロゲーマーとしてのネットワークを生かし、ゲームや商品に関する情報を国内にとどまらず、海外からも収集。商品提案のためのスキルを高めている。
接客でもプロであることを目指している山本さん。「ゲーム好きと『プロゲーマー』ではユーザーとしてのこだわりに雲泥の差がある」とドスパラリテール事業本部の升淳部長も厚い信頼を寄せる。
(花田亮輔)
[日経MJ2017年10月16日付]