変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

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どれか一つだけ変えようとしても大抵はうまくいきません。いくらやっても成果がでなかったり、そこそこうまくいっていたのが元のもくあみになってしまったり。思わぬ副作用が出て帳消しになってしまった、ということもよく起こります。

何か一つを変える際にも、いろんな要素を組み合わせて、総合的に施策を打っていかなければなりません。そのことを教えてくれるのが、米マッキンゼー・アンド・カンパニーが開発した「7S」です。働き方改革のような、全社的な変革活動を考える際に役に立ちます。

7つの経営資源を最大限に活用する

7つのうち、一番に考えるべきは戦略(Strategy)です。戦略とは、競争優位性を明らかにして、選択と集中を進めることです。働き方改革はとても広い概念の活動です。総花的にやっていてはらちがあかず、どこに重きを置くのか優先順位づけが大切になってきます。

その上で、組織構造(Structure)やシステム(System)を整えていくことを考えます。具体的には、誰もがイキイキと働ける組織づくりや、それを支える制度や仕組みなどを指します。働き方改革の本丸の部分です。

そんな中、働き方改革のベースとなる考え方や企業の価値観(Shared Value)を浸透させることを目指しましょう。働く人全員が共有し、日々の行動で実践できるようになるまで、粘り強く働きかけていかなければなりません。

さらに、組織の能力(Skill)を高め、人材(Staff)の育成を目指します。これからの時代にふさわしい能力を身につけるためには、単発の研修やワークショップをやって終わりではなく、OJT(職場内訓練)と呼ばれる職場での継続的な活動が求められます。職場の人間関係づくりも重要な要素です。

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